SQLiteを利用するためには、テーブルを作成してデータを登録した後、集計などを行うことができるお手軽に利用できるデータベースであるが、簡単にテーブルを作成するには、テキストファイルをインポート方法がもっと簡単な方法である。
インポートするテキストファイル
テキストファイルには、以下の2種類の形式はあるが、SQLiteでインポートできるテキストファイルは可変長形式のファイルのみとなる。
- 固定長形式(datファイル等)
- 可変長形式(csvファイル等)
固定長形式(datファイル等)
固定長形式は各フィールドは決められた固定長となっており、数値データの場合決められた桁数になるように数値の前にゼロを埋めて固定幅にするなどの方法をとっている。SQLiteでは、インポートすることが出来ないため、データを一度加工して可変長形式にする必要がある。
可変長形式(csvファイル等)
可変長形式のうち、各フィールドとフィールドを区切り文字(カンマ)で分割する方法がCSVファイルといい、一番標準的な可変長テキストファイルである。SQLiteでは、インポート可能なフォーマットとなる。
インポートする方法
SQLiteでインポートするには以下のコマンドで実行する。
csvファイルをインポート
.mode csv
.import csv_file table_name
インポートする前にcsvファイルを取り扱いできるモードに変更。
その後、csvファイルと取込するテーブル名を指定して、インポートを実行。
テーブルが存在する場合と存在しない場合だと取込条件に違いがある。
テーブルが存在する場合
データは追記される
先頭データも取込対象となる
テーブルが存在しない場合
データは全てTEXT型として取込される
先頭行はフィールド名として取込される