気軽につかえるデータベースとして、前回、SQLiteの環境構築までを紹介しましたが、今回は実際の操作方法を紹介したいと思います。
SQLite 基本操作
- データベースの起動・終了
- データベース作成・削除
- テーブル作成・変更
データベースの起動・終了
SQLiteを利用するには、コマンドプロンプトを開いて、SQLiteの環境をコピーしたフォルダにパスを移動して以下のコマンドを実行
SQLite3
SQLite D:\DB_Name
.exit
SQLite3
.help
最新の情報は以下の公式ドキュメントを参照してください
SQLite3 公式ドキュメント(英語)https://www.sqlite.org/cli.html
データベース作成・削除
SQLiteを利用するには、まず新規でデータベースファイルを作る必要があります。データベースファイルとはテーブル等を保存する器のようなものです。SQLiteではデータベースファイルひとつで完結するので手軽に利用できるデータベースと言われています。
ここからは、既にSQLiteが起動していることを前提に話を進めます。
.open –new D:\DB_Name
データベースを削除する場合は、データベースファイルごと削除してしまえば良いので、とても楽です。
バックアップもファイル保存するだけで完了です。
テーブル作成・変更
それでは、実際のデータを保存するテーブルの作成等を説明していきます。
create table test (
id integer primary key not null,
name text,
age integer );
テーブル名、列名には日本語を利用すると不具合が発生することがあるので、なるべく英語を利用することお奨めします
指定できるデータ型は以下の通りです。SQLiteはデータ型を厳密にチェックしていないので、指定する必要はありませんが、他のデータベースを利用することもあると思いますので、なるべく保存するデータの型は意識するようにした方が良いと思います。
text :文字列 integer:符号付整数 real :浮動小数点数 numeric:上記以外の数値(真偽、日付等) none :BLOB等
.tables
次に作成したテーブルを変更する方法を説明します。
テーブル名を変更
テーブル名を変更するには、ALTER TABLE 文を利用します。
ALTER TABLE 現在のテーブル名 RENAME TO 新しいテーブル名;
カラムの追加
テーブルのカラムの追加をするには、ALTER TABLE 文を利用します。
ALTER TABLE テーブル名 ADD COLUMN カラム名[ データ型];
・カラムの削除はできません
・追加カラムはテーブルの最後に追加されます
・PRIMARY KEY や UNIQUE 制約は設定できません
テーブルの構造確認
テーブルの構造(スキーマ)を確認する方法は以下の通りです。
.schema test
テーブルの削除
テーブルそのものが必要なくなった場合、テーブルを削除する方法は以下の通りです。
drop table test;