SQLiteでテーブルを作成したのち、データを活用するためのデータを追加・更新・削除についての基本的な作法を説明します。多くのデータベースで利用されている、SQL構文をSQLiteでも同じように利用できますので、他のデータベースを扱うときにも同様に活用できます。
今回はデータの追加(INSERT文)について説明します。
データの追加(INSERT文)
テーブルにデータの追加には、INSERT文を利用します。構文はいくつかありますが、カラム全てにデータを追加する方法と、特定のカラムを指定してデータを追加する方法について説明します。
以降の説明は、次の説明用テーブルにて行います。testテーブル(key,name,age)
説明用テーブルを作成
create table test (
id integer primary key not null,
name text,
age integer );
カラム全てにデータを追加する方法
基本的な構文は以下の通りです。
INSERT INTO テーブル名 VALUES(値1, 値2, 値3, …);
それでは、テーブルにデータを追加してみましょう。
データ追加(全カラム)
INSERT INTO test VALUES(1, ’YAMADA’, 23);
INSERT INTO test VALUES(2, ’TANAKA’, 35);
ポイント
以下の場合はエラーとなり追加できません
・データの数が合っていない
※SQLiteでは問題ありませんが、通常データベースではデータの型が合っていない場合もエラーになります。
特定のカラムを指定してデータを追加
基本的な構文は以下の通りです。指定しなかったカラムはデフォルト値、デフォルト設定がなければNULLが入ります。
INSERT INTO テーブル名(カラム1, カラム2, カラム3, …) VALUES(値1, 値2, 値3, …);
それでは、テーブルにデータを追加してみましょう。
データ追加(名前のみ)
INSERT INTO test(key,name) VALUES(3, ’NAKAMURA’);
INSERT INTO test(key,name) VALUES(4, ’TAKAHASHI’);