SQLiteでテーブルを作成したのち、データを活用するためのデータを追加・更新・削除についての基本的な作法を説明します。多くのデータベースで利用されている、SQL構文をSQLiteでも同じように利用できますので、他のデータベースを扱うときにも同様に活用できます。
今回はデータの削除(DELETE文)について説明します。
データの削除(DELETE文)
テーブルに保存されているデータを削除するための構文でDELETE文を利用します。データ削除するには、WHERE句の条件式でデータを絞ってからデータを削除するのが通常の使い方になります。
以降の説明は、次の説明用テーブルにて行います。testテーブル(key,name,age)
説明用テーブルを作成
create table test (
id integer primary key not null,
name text,
age integer );
INSERT INTO test VALUES(1, ’YAMADA’, 23);
INSERT INTO test VALUES(2, ’TANAKA’, 35);
INSERT INTO test VALUES(3, ’NAKAMURA’, 27);
INSERT INTO test VALUES(4, ’TAKAHASHI’, 55);
データを削除する方法
基本的な構文は以下の通りです。
DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件式;
特定のデータを削除する場合は、WHERE句を使って条件を絞り込んで、対象となるデータを削除します。WHERE句を利用しない場合は、テーブルに保存している全てのデータを削除することになります。
それでは、データの更新をしてみましょう。
それでは、データの更新をしてみましょう。
全てのデータを削除
DELETE FROM test;
条件を指定してデータ削除
年齢が30歳以上のデータを削除
DELETE FROM test WHERE age>=30;
条件指定により、TANAKA,TAKAHASHIの2名のデータが削除されることになります
ポイント
実践では、複数の条件と指定して利用することが多いです